紀元前221年、秦の始皇帝が中国を統一する。
【暗記用俳句】 ♪始皇帝 中国治めて 悦に入(221)る
始皇帝とは?
始皇帝(紀元前259年2月18日 – 紀元前210年)は、古代中国の戦国時代の秦の王・初代皇帝となった人物。紀元前221年に史上初の中国統一を成し遂げて歴史上最初の皇帝となり、紀元前210年に49歳で死去するまで君臨(くんりん)した。
中国統一後は、重臣(じゅうしん)の李斯(りし)らとともに主要経済活動や政治改革を実行。従来の配下の一族等に領地を与えて領主が世襲(せしゅう)して統治(とうち)する封建制から、中央政権が任命・派遣する官僚(かんりょう)が治める郡県制への全国的な転換を行ない、国家単位での貨幣や計量単位の統一、道路整備・交通規則の制定などを行なった。
また、万里の長城の建設や、等身大の兵馬俑(へいばりょう)で知られる秦始皇帝陵(しんしこうていりょう)の建設などの後世に残る大事業も行なった。
始皇帝が水銀を飲んだのは何故?
始皇帝の時代以前から、中国には「不老不死(ふろうふし)」の思想があった。始皇帝も人間。自分も、やがて死ぬ。その死を逃れ、自らの手によって築き上げた帝国の支配者であり続けることはできないものか?
始皇帝は、おそらくそう考えたのだろう。
そこで始皇帝は、当時「不死の薬」だと信じられていた水銀を飲んだ。今でいう、「サプリメント」のような感覚だろうか。その結果、始皇帝の体は、徐々に水銀の毒に蝕(むしば)まれ、不老不死どころか49歳で死に至ることになった。
なお、古代中国では「水銀」は聖なる薬とされており、始皇帝以後、水銀を飲んで中毒死した皇帝が、何人も史書(ししょ)に残されているという。
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